各地でまさに熱帯夜という蒸し暑い日々が続いていますが、体調を崩したりしてはいませんか。体力を消耗する夏だからこそ、夜はしっかり眠って体調を整えたいところ。しかし、うまく眠れずお困りの方も多いのではないでしょうか。

たかが睡眠不足とあなどることなかれ。睡眠不足は糖尿病や心筋梗塞などの生活習慣病の大きなリスクになることが、明らかになっているのです。

きちんとした睡眠をとるには、睡眠にふさわしい環境を整えることが必要です。睡眠に直接関係する環境といえば、ズバリ寝具です。そこで今回は、快適に眠るための寝具の選び方をご紹介したいと思います。

枕の選び方

枕の役割は、ベッドマットや敷き布団と後頭部から首にかけての隙間を埋めることです。そうすることによって、立っているときの姿勢に近い、体の負担の少ない自然な体勢を就寝中に保つことができるようになります。

理想的なのは、ベッドマットや敷き布団と首の角度が5度になること。そのためには、頸部の隙間や深さにあった枕を選ぶことが必要です。高すぎたり低すぎたり、隙間にフィットしていない枕を選んでしまうと、首・肩・胸の筋肉に負担がかかり、呼吸を妨げてしまいます。

また、頭部をしっかりと支えられるだけの弾性があること、発汗しても不快にならない吸湿性・方質性に優れた素材であること、寝返りに対応できる奥行きがあることも重要です。

ベッドマットの選び方

人間の背骨は、後頭部から首・胸にかけてと胸から腰にかけて、2つのS字カーブを描いています。寝ているときに体への負担が少ないのは、腰のS字カーブの隙間が2〜3cmのときです。

やわらかすぎるベッドマットや敷き布団を選んでしまうと、腰部と胸部が深く沈んでしまい、S字カーブの隙間が大きくなってしまいます。そうすると、快適に眠れないばかりでなく、腰痛の原因にもなってしまうのです。

反対に硬すぎるベッドマットや敷き布団を選んでしまうと、骨があたって痛くなったり、血流が妨げられてしまい熟睡できなくなってしまいます。

やわらかすぎず、硬すぎず、適度な硬さのあるものが、S字カーブをバランス良く支えることができ理想的です。

掛け布団の選び方

掛け布団の役割は、就寝中の過剰な放熱による低体温を防ぐこと、汗を吸収することです。そのため、吸湿性・放湿性のある素材が理想的です。また、寝返りしやすいよう、軽くて体にフィットすることも大切です。

寝返りは就寝中の体重の負荷を分散したり、体温を調節したり、寝床内の温度を保ったり、熱や水分の発散を調整したりするための体の動きです。寝返りが妨げられると快適に眠ることができませんので、掛け布団選びはとても重要です。

寝具以外の環境も大切

きちんとした寝具を選ぶことができたら、その他の寝室の環境にも目を向けてみましょう。

寝室の照明は昼白色の蛍光灯ではなく、赤色ががかった暖色系の蛍光灯にしましょう。昼白色の蛍光灯は体内時計を遅らせてしまい、夜の寝つきが悪くなっていまいますので注意が必要です。

眠る前にお気に入りの音楽をかけたり、アロマを焚いたりして、心を落ち着かせるのもオススメです。軽い読書などの趣味を行うこともリラックスの効果が期待できます。ただしスマートフォンでゲームをするなどの行為は睡眠の妨げになってしまうので控えましょう。

寝付きやすい環境を整えて、きちんとした睡眠をとることは、健康を維持する上で非常に重要です。寝苦しい夜が続いていますが、エアコンなどもうまく利用しながら、夏を乗り切りましょう。

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