あなたは、「ケンシン」をちゃんと受けていますか?
そもそも、「ケンシン」といっても、「健診」と「検診」があり、それぞれ内容が異なることをご存知でしたでしょうか?
「健診」と「検診」、それぞれの内容をしっかりと理解し、病気の予防に役立てることが、健康な体を保つための基本です。
ということで今回は、「健診」と「検診」についての基本的な知識をご紹介していきたいと思います。

「健診」とは?

「健診」とは「健康診断」の略。診察や検査によって体の状態を見極めることで、健康の維持や疾患の予防に役立てるものです。あくまでも疾患の危険因子があるかどうかを確認するものであり、特定の疾患の発見を目的としたものではありません。そういった意味では、病気になることを未然に防ぐ、「一次予防」的な性格の強いものであるといえるでしょう。

健康診断にはいくつかの種類がありますが、みなさんが通常受診する健康診断は、「一般健康診断」と呼ばれるものです。一般健康診断の内容は、以下の通りです。

1 既往歴及び業務歴の調査
2 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
3 身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
4 胸部エックス線検査
5 血圧の測定
6 貧血検査(血色素量及び赤血球数)
7 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
8 血中脂質検査(LDLコレステロール,HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
9 血糖検査
10 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
11 心電図検査

そのほかにも、人体に影響を与える可能性のある業務に従事する労働者向けの健康診断として、「特殊健康診断」「じん肺検診」などがあります。

検診とは?

一方「検診」というのは、特定の疾患を早期に発見し、早期に治療することを目的とした、「二次予防」にあたるものです。もっとも代表的なものは「がん検診」です。胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、乳がん等、臓器ごとの検診が行われます。その他にも、歯科検診や骨粗しょう症検診、肝炎ウイルス検診などの検診があります。

がん検診には、市町村などの住民検診をはじめとした「対策型検診」と、人間ドックなどの「任意型検診」があります。対策型検診は、がん死亡率を減少させることを目的として、有効性が確立された検査方法で実施されるものです。公的な予防対策の一環として行われる検診なので、無料もしくは少額の自己負担で受診できるのが特徴です。市区町村が提供しているもののほか、職域・医療保険者等の保健事業として行われているものもあります。

任意型検診は、医療機関などが任意で提供している医療サービスで、全額自己負担で受診するのが基本です。最大のメリットは、目的に応じて自分で検診を選択できることです。人間ドックやがんスクリーニング検査などが、任意型検診に該当します。

MRIや内視鏡検査などの高度な検査は、一般健康診断では実施されないため、受診を希望する場合は、各自で人間ドックに申し込む必要があります。

「健診」と「検診」を活用して、健康維持に努めましょう。

健康な体を維持し、いきいきとした人生を送るには、「健診」と「検診」をうまく活用することが大切です。会社の健康診断を受診することはもちろんですが、必要に応じて、人間ドックなどの検診も積極的に受診しましょう。

ひとつの目安として、30~40歳代の人は2年に1度、50歳代以上の人は1年に1度は人間ドックを受診するのがよいでしょう。健康は与えられるものではなく、自分で守っていくものです。そのための手段が健診や検診をはじめとした予防医療です。普段から自分の体の声に耳を澄まし、少しでも異変を感じたら、早めに検査を受けるよう心がけましょう。

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