連日、暑い日が続いています。冷房の効いた室内との寒暖差などで免疫力が下がってしまい、何かと体調を崩しがちな夏。特に気をつけたいのが夏風邪です。

ひと口に夏風邪といっても、その種類はひとつではありません。代表的なものに「ヘルパンギーナ」「手足口病」「咽頭結膜熱」があり、この3つを総称して「3大夏風邪」と呼んでいます。

3大夏風邪を予防するためには、それぞれの特徴をしっかりと把握することが大切です。そこで今回は、3大夏風邪の症状や対策などをご紹介したいと思います。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは、コクサッキーウイルスなどを原因とする急性のウイルス性咽頭炎です。1〜4歳くらいまでの乳幼児がかかりやすいとされています。主な症状は、38〜40度の発熱、口腔粘膜に発生する水疱性の発疹、喉の痛みなど。発熱は1〜3日続き、食欲不振、全身のだるさ、頭痛などを起こします。ほとんどの場合、後遺症は残らず、2〜3日以内に回復します。

急性期にはのどからウイルスが排泄されるため、咳をしたときの飛沫により感染します。発症後4週間後頃までは、便からウイルスが排泄されます。

予防法としては、おむつの交換など便を扱った後は手洗いをきちんとすること、洗濯物を日光で乾かすことなどが大切です。

手足口病

手足口病は、主に乳幼児に見られるエンテロウイルスを原因とする急性ウイルス感染症です。1950年代後半に認識され、日本では1967年頃からその存在が明らかになりました。毎年、夏を中心に発生し、7月下旬に流行のピークを迎えます。

その名の通り、主症状は口腔粘膜、手、足、などに現れる水疱性の発疹です。軽い発熱、食欲不振、のどの痛み等で始まり、発熱から2日ほど過ぎた頃から、手掌、足底にやや紅暈を伴う小水疱が多発し、舌や口腔粘膜に浅いびらんアフタが発生します。水疱はやや楕円形で、臀部、膝部などに紅色の小丘疹が散在することもあります。

基本的に予後は良好で、皮疹は1週間から10日ほどで自然消退します。ごく稀に急性髄膜炎の合併が見られ、急性脳炎を起こす場合もあるため、発熱や嘔吐、頭痛などがある場合は注意が必要です。

予防法としては、手洗いをしっかり行うこと、おむつ交換を適切に行うなど、排泄物を適切に処理することが大切です。

咽頭結膜熱(プール熱)

咽頭結膜熱は、アデノウイルスの感染を原因とする急性のウイルス感染症です。プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるので、プール熱と呼ばれることもあります。6月頃から徐々に流行しはじめ、7〜8月にピークを迎えます。

症状としては、発熱で発症し、頭痛、食欲不振、全身倦怠感とともに、咽頭炎による咽頭痛、結膜炎に伴う結膜充血、眼痛、羞明、流涙、眼脂を訴え、3〜5日間程度持続します。眼の症状は一般的に片方から始まり、その後他方にも出現します。結膜の炎症は下眼瞼結膜に強く、上眼瞼結膜には弱いのが特徴です。また、頚部、特に後頚部のリンパ節の腫脹と圧痛を起こすこともあります。

潜伏期は5〜7日ですが、生後14日以内の新生児に感染した場合は、全身性感染を起こしやすく、重症化する場合があるとされています。

予防法は、流水とせっけんを使った手洗い、うがいです。特にプールから上がった後は、きちんとシャワーを浴び、うがいをすることが大切です。また、タオルの使い回しなどは避けるようにしましょう。

まとめ

3大夏風邪の予防法に共通して言えるのは、やはり手洗い・うがいです.
外出先からの帰宅時、トイレの後、食事の前などは、特に念入りに行うようにしましょう。

また、夏の暑さによってきちんと食事がとれていなかったり、十分な睡眠がとれていなかったりすると、免疫力が落ちて夏風邪にかかりやすくなってしまいます。バランスのとれた食事とぐっすりとした眠りを心がけ、楽しく夏を乗り切りましょう。

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