青い海、白いビーチ、そして小麦色の肌・・・
太陽の光を浴びてきらめく褐色の肌は健康的で、思わず見とれてしまいますよね。ところが肌を日焼けさせる紫外線は、過度に浴びると肌にダメージを与えてしまいます。

実は6月から8月は、もっとも紫外線の強い時期。特に女性は、お肌をしっかりケアしたいところではないでしょうか。そこで今回は、紫外線の特徴や肌に与える影響、その対策法をご紹介したいと思います。

紫外線の特徴

紫外線は波長により、A、B、Cの3つに分けられます。C領域紫外線(UV-C)は空気中の酸素分子とオゾン層で完全に遮られるため、地表には届きません。B領域紫外線(UV-B)はオゾン層などに遮られることによって地表に届く量は減りますが、完全になくなる訳ではありません。領域紫外線(UV-A)は、その多くが地表に届くといわれています。

この中で特に問題となるのは、B領域紫外線(UV-B)です。人体に有害である上、地表に届いてしまうからです。A領域紫外線(UV-A)は、UV-BやUV-Cに比べて影響は小さいものの、長時間あたると肌に影響があると言われています。

紫外線が人体に与える影響

紫外線が人体に与える影響については、急性のものと慢性のものに分けられます。

急性のものの代表格が日焼けです。肌が真っ赤になって痛む日焼けを「サンバーン」といいます。日光にあたって8時間から24時間でピークを迎え、2,3日で消えますが、過度な場合は水ぶくれを起こし、皮がむけます。日光に当たりすぎた場合は、早めに冷水タオルを当てて冷やすと症状が多少軽減されます。

紫外線によって色素細胞が刺激され、メラニンがたくさんつくられて肌が黒くなることを「サンタン」といいます。日光に当たって数日後から現れ、数週間から数ヶ月続きます。

その他に、紫外角膜炎(雪目)、免疫機能低下などの症状も挙げられます。

慢性のものとして、皮膚のシミやしわなどがあります。お年寄りの肌に見られるこれらの変化は、加齢による老化という生理的な原因だけではなく、長期的に紫外線に当たり続けたことを原因とする光老化の結果でもあります。

また、ときに皮膚に腫瘍が発生する場合もあります。この腫瘍には良性である脂漏性角化症と悪性の皮膚がんの二つがあります。

前がん症である日光角化症の段階で治療を施せば生命に関わることはありませんが、放置して悪性化し、転移してしまうと生命に関わります。

紫外線から体を守る方法

紫外線から体を守るには、紫外線を避けること、紫外線を遮断することが重要です。以下にいくつかの方法を挙げてみました。

・紫外線の強い時間帯を避ける
紫外線は太陽がもっとも高く昇る「南中」となる、正午前後にもっとも強くなります。気象庁などが公開している紫外線情報などを参考に、正午前後は外出を控えるのが望ましいでしょう。

・日傘や帽子
紫外線防御機能を高めた日傘や、麦わら帽子などのつばの幅が広い帽子を利用するのも有効です。ただし、太陽からの直接的な紫外線は防げますが、大気中に散乱する紫外線は防げません。

・衣服で覆う
長袖のシャツなど、体を覆う面積の広い服を着るのもひとつの方法です。生地は日光を通しにくい目の詰まったものがおすすめですが、夏場は熱中症の問題もありますので、通気性とのバランスを考えるのが良いでしょう。

・サングラスをかける
眼を紫外線から守るには、サングラスがおすすめです。適切に利用すれば、眼へのばく露を90%カットすることができます。ただし、色の濃いサングラスをかけると、目に入る光の量が少なくなり、瞳孔が普段より大きく開いてしまいます。紫外線カットが不十分なレンズでは、むしろ多くの紫外線を眼から取り込んでしまい、逆効果になってしまう可能性があるので注意が必要です。

・日焼け止めを塗る
顔など衣服で覆うことができない箇所には日焼け止めを塗りましょう。汗をかいたりすると落ちてしまいますので、2、3時間おきに塗り直すようにしましょう。

若い頃から積み重なった紫外線の影響は、何十年と経った後に表れます。なるべく早いうちから紫外線対策に取り組むことが、歳を重ねても健康と美しさを保つアンチエイジングの秘訣です。

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